バナナケーキの思い出

バナナケーキの思い出

私はバナナケーキが好きです。
食べたいと思うとわざわざ作るぐらい好きです。
でも好き嫌い大王だった昔は、嫌いでした。
ケーキ自体は好きだったんですが、干しぶどうを代表とするドライフルーツ類が嫌いだったので、
それが練り込んであるケーキも嫌いでした。
バナナはドライフルーツではありませんが、当時の私(子供だった…)は、
多分どれも同じようなものに思えたんでしょうね。
ドライだろうが生だろうが、
フルーツがケーキに練り込んであるとかいやだ!って理屈だったんだと思います。
でも、チョコやナッツが練り込んであるケーキは好きだったんですけどね。
本当にただの食わず嫌いですね。

その考えが劇的に変わったのは高校生の時。
当時学校にイギリス人の英語の先生がいました。
ある日その先生の授業の一環で、イギリスの一般的家庭で良く作られる、
お茶受けのお菓子を作ったという学年がありました。
それがバナナケーキでした。

その頃は良く分りませんでしたが、多少知識が増えた今にして思うと、
英国の伝統的なアフタヌーンティーにバナナケーキって定番だな、って感じですね。
で、私はその授業を受けたわけではないんですが、2学年年上の姉がその授業を受けていたので、
余りものをご相伴にあずかりました。
フルーツのケーキはそんなに好きじゃないけど、
イギリス一般家庭のレシピってどんなだろうっていう興味が勝ったので。
で、びっくり!すっごくおいしかったんです!
多分私がお菓子作る時みたいに、いちいち秤だの計量カップだの使わないで、
お母さんの勘でざくざく材料入れて、ざくざくかき混ぜて、シンプルに焼く。
そんな風に作られた素朴なケーキでしたが、おいしいんです!
目から鱗が落ちましたよね…。
それは姉も同じだったらしく、2人して感激して「おいしいよね!こういうの作りたいね、
また食べたいね!」って言いあったものです。
それから、私もあの味を追い求めてバナナケーキを何度も作りましたが…
不味くは無いですが、ああいう素朴な美味しさは出ないんですよね。
姉は私より料理上手なんですが、そんな姉が作ってくれるバナナケーキもちょっとちがう。

おいしいけど。
やっぱり歴史なのかな。
うーん。